「こだわりの詰まったチョコレートのお店」
趣ある1軒の古民家をチョコレート専門店へと蘇らせる再生工事。
ここには、“御饌cacao”の店主三宅様と弊社の想いやこだわりを随所に散りばめました。
「地元西条に根づいた、愛着を持ってもらえるお店をつくりたい。できるところは自分たちの手でつくりたい」
という三宅様の想いから、「西条らしい」赤瓦やなまこ壁のデザインを採用。外観のなまこ壁は、景観に馴染みながらもパッと目に映るよう瀬戸漆喰の白でまとめ、パティシエの三宅様自ら仕上げていただきました。
また、床の間には、酒蔵通りの古いなまこ壁の黒タイルを再利用。漆喰壁の白色と黒とのコントラストが空間をスッと引き締めてくれます。
「神様に献上するお食事」という意味の“御饌”という店名から、神棚をイメージし、ショーケースや陳列棚は杉板を段々に重ね合わせるデザインにしました。三宅様もその店名から、三方(神様へのお供えをのせる台)を使ってチョコレートを陳列。古くから日本に根づく「神道」の「和」と、チョコレートの「洋」が融合した空間になりました。
レジ台の上部の竹格子は、昔ながらの土壁の中に入れる竹木舞を使ったデザインに。外壁のなまこ壁や窓の格子など、古くから受け継がれるデザインは、決して流行り廃りのない、いつの時代でも受け入れられる美しさを持っています。
駐輪場の窓の格子は、大工さんの粋な計らいでデザインされました。そこに置かれた杉のベンチも、外観の格子に合わせたデザインで、敢えて色をつけず、素材の味そのままを感じることができます。
三宅様の“御饌cacao”への想い、弊社の「建築」への想いが詰まった再生になりました。
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