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古さを残し、活かすこと。

2018/09/14

「古民家改修(八本松桟敷) 八本松」

今年の春から工事した現場ですが、八本松の古民家を再生しました。

この物件は、近畿大学の谷川先生より紹介いただきましたが、お施主様はとても素敵な想いをお持ちの方で、その想いに応えたいという気持ちで工事に取り組まさせて頂きました。

早速ですが、工事前後を載せてみます。

台所 着手前

施工後

予算の関係上、流し台はきれいに掃除をして再利用しています。

吊り戸はやめて、木の棚にしました。流し台の取っ手も木製に。

天井と壁と床も一新しました。照明器具は、事務所用をわざと吊り下げております。

洗面室 着手前

施工後

洗面ボウルは実験用にしました。天井、壁、床も変えました。

洋室 着手前

施工後

やはり天井、壁、床は一新しています。照明器具も違う場所のものを再利用しています。

トイレ 着手前

施工後

一部屋にしました。壁は学生さんが瀬戸漆喰を塗りました。

便器は簡易水洗です。手洗いは、黄色でレトロでしたので、位置を替え再利用しました。

通路 着手前

施工後

解体し土間を出し、天井は、むき出しにしました。

玄関戸(回り) 着手前

玄関戸取り換え後 施工前と見比べにくいですが、木製ガラス戸にしました。

和室は、施工していませんが、荷物を整理しました。

これから有効活用されていかれると思います。

今回は予算に限りがあり、使えるところは徹底的に残し、古く活かされるを思う場所は、最大限表現できるよう施工しました。

お施主様は、この場所を解放し地域の役に立つ場所になればと願われておられまして、今後、まだまだ様変わりしていくと思います。

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