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残すべき昔の人の技術と知恵

2015/11/04

「ヘリテージマネージャーの講習で不動院に行ってきました。」

不動院は広島市の東区牛田にある市内唯一の国宝です。

宗派は真言宗であります。本堂は今から約450年前に山口から移築されたそうです。ここでひとつ疑問が、、、

簡単に移築と言いますが、こんなに大きな部材を当時の技術でどうやって運んだのか。答えは船と人力でしょうが、本当に気の遠くなるような作業です。

でも、実際、同じように全国あちこちでされています。本当に昔の人はすごいですね。

今なら現場に車が入らない時点で一大事なのに、、、

こんなに太い柱まで

屋根はこけら葺きと言いまして、すべて木の皮で覆われております。よく見たら鉄板の錆びかと思ったら軒先のすべて木で出来ていました。

組み方もすごいですね。手間を惜しみなく、とことんまで追求したつくり、だからこそ今も価値があり大切に残されているのだと感じました。

今ならコンセントを探して電気工具で一気に加工できますが、当時はこつこつすべて手作業でつくったことも本当にすごいです。

ひとつの部材にどれだけ時間がかかったことでしょうか。

人間の力って本当にすごいですね。この素晴らしい技術を後世へと、これからも残していきたいです。

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