東広島市・西条の地域に密着した工務店

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あるべき会社の「あり方」とは

2016/04/14

「石見銀山になくてはならない会社」

先月、石見銀山に行ってきました。

まず着いてから銀山を見学して

歴史があるだけに石もこんなに髪の毛みたいに苔が伸びています。

まちなみを散策しました。

電線が地中化されてとてもすっきりしていると感じました。約10年前に工事されたそうです。

自動販売機も景観に配慮されていました。とても趣、風情、情緒という言葉が似合います。

そして今回の目的2社の会社訪問をしてきました。

まず石見銀山生活文化研究所さんという会社を尋ねました。http://www.gungendo.co.jp/

会社の入口がなんとこちらです。

錆びた看板とてもセンスいいし、奥に見えるのが会社です。なんといってもここからみる景色はとても会社には見えません。違和感なく景色に溶け込んでます。

庭に入れば鉄のオブジェもあり、見事に溶け込んでいました。

茅葺屋根の家屋もありここは社員の休憩所にもなっているそうです。

そして、経営者のご夫婦に話を伺うことができました。

この会社は、衣類、雑貨、化粧品、書籍、宿泊施設など様々な商品や施設で全国展開されている会社です。

なんといってもまず魅力に惹きつけられた点は、人に対する想い、仕事に対する想い、地域に対する想いがとても素晴らしいことでした。

今の日本全体からみえる課題点などを挙げられ、それらを改善に向けた方向性で会社の取り組みがされていました。

例を挙げますと文化、環境、伝統技術の継承、人とのつながり、地域への想い、景観意識など沢山の問題の解決に向けて会社の方向も進められ、実際実行され実績をつくっておられます。普通の会社とは違う取り組みをされているのがわかりました。

そして、会社経営である宿泊施設の他郷阿部家(たきょうあべけ)というところも案内して頂きました。

http://www.gungendo.co.jp/pages/details/000118.php

中に入りびっくりしました。妥協するところなく手間をかけられ仕上げておられるのを感じました。

ガラス戸は一枚一枚模様が違いとてもセンスがいいです。

蔵を改装したバーです。趣をうまく活かした内装になっています。

中庭ですが、本物素材を使い、このまま使い続けても味わいが増すばかりで、現代の使い捨て社会とは違うものばかりでした。

また、群言堂(ぐんげんどう)という店舗の案内もして頂いたのですが、当日はお休みでした。

http://www.gungendo.co.jp/shopinfo/details/000250.php

また次回に行ってみたいと思いました。

次に訪れたのは中村ブレイス株式会社さんという会社です。

http://www.nakamura-brace.co.jp/

ここの会社は医療器具である義肢装具メーカーであります。体の一部をなくされた方に向けて本物と見分けがつかないくらいの製品を製作されている会社です。

世界から注文があるくらいとても品質の優れたものづくりをされています。

この会社は他にも宿泊施設もされています。 ゆずりは という施設です。

http://www.yuzuriha-ginzan.jp/

また公共施設としてオペラハウス大森座という施設もつくられていました。

http://www.nakamura-brace.co.jp/opera

とても雰囲気がよく、まちの人にとって楽しめる場所に違いないと思いました。

この会社の最大の特徴は自費でこの石見銀山の家々を再生してきたところです。補助金などは使わず、これまで約50件の家を自費で直されて来ています。

そのきっかけは社長の父親の時代にはまちは寂れていて、このまちをどうにか復活させたいという願いを息子さんである今の社長が使命を持って今日まで直されたそうです。

石見銀山生活文化研究所さんもこれまで約10件の家を直されてきたそうですが、両社とも、まちにはなくてはならない存在であることはもちろん、このまちで開業し継続させた意味、本気でまちのためを思い今も継続されていることが、結果として伝わってくる会社でありました。

こんなにも素晴らしい会社が存在するのかと思い、こんな会社が増えれば世の中の課題の解決に向けて前進できるのにと思ってしまいました。私たちは決して一人では生きていけません。それなのに利己主義が目立つ今の世の中、競争という厳しい社会、静かなまちでそれらの問題に立ち向かっているようにも見えました。

最後にこのまちの風情ある景色を載せて終わります。

日本らしさが存分に出ており、とても味のあるところでした。

私には地元がありそこで暮らす使命があります。

しかし、人生が二回あればここで暮らしたいと思うまちでありました。

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