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土は、土でなおす。

2017/11/29

「60年経った蔵の改修工事・後編 西条」

60年前にもなりますので、当時使用された材料は、ほぼ自然素材でつくられたものでありました。

外壁のみ一部モルタルが、おそらく後から施工されたものではありますが、塗られていました。

まずは、モルタル壁の場合中の木部が呼吸にしくいため、全て撤去しました。

撤去前

撤去後、土壁は一部補修

胴縁施工

焼き杉の腰板貼り完了

窓回り

土壁の補修 

今回は、モルタルを使わず昔ながらの方法で直しました。土壁の場合、内部の木部が呼吸できます。

しっくい塗り完成 

家紋も黒しっくいで仕上げています。

窓まわり

建物は致命傷になる前に直しておけば、いつまでも保つことができます。

これでこの蔵も、これから先も健在してもらえます。今回もいい仕事させていただきました。

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