再生工事に大切なことは
その建物が築いてきた時間や歴史を
「塗り替える」のではなく
残しながら必要なものを加えていく
「積み上げる」こと
高屋町の静かな山合にある赤瓦の建物
お施主様から初めてご相談をいただいたのが
今から約1年半前のこと
そこから何度も相談し合い
たくさんのアイデアを話し合い
いろいろな想いを聞かせていただき
ひとつひとつ考え確認し合い
ようやく
完成することができました
ダイニングには薪ストーブを設置
東広島の寒い冬も
自然の炎が温めてくれます
建具の青
カウンターの淡い青のタイル
お施主様がお好きな青が
アクセントカラーとなって
あちこちに配されています
床とキッチン・ダイニングの天井は杉の無垢材
床には植物油からできた自然素材の塗料を使用しました
木に浸透することで木を守るだけでなく
時間を経たような風合いが加わり
落ち着いた空間に…
逆に天井は敢えて無塗装
白木が持つ
素材そのものの味わいと
明るさが感じられます
縁側に面する2部屋の引戸は
通常両サイドに開くものを
新しく4本溝の敷居と鴨居を取りつけ
片側にすべて開くことで大開口に…
前庭から広がる解放感ある景色を
存分に取り込むことができます
すべてを壊さない
すべてを新しくしない
階段や建具
玄関や廊下の天井など
既存のまま使えるものは活用し
お施主様の想いをできる限りかたちにし
必要な新しさを加え
積み上げることで
価値を上げていく再生工事ができました
お引き渡し後
初めての時間を過ごされたお施主様から
「ひとつひとつに見惚れ
とても満足できました」
と何より嬉しいお言葉をいただきました
本当にありがとうございました
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