完成後

酒蔵通りを曲がってすぐ。こだわりぬかれた料理を提供される“マルジュウ木之下”様の、店舗入口の改修工事をしました。

着手前

緑のツタと黒の壁の落ち着いたたたずまいのお店です。

営業される夜は、ツタがライトで照らされ、とても雰囲気のある外観です。

施主様から入口にお客様のための喫煙スペースを設けたい、というご依頼をいただきました。

ただ、スペースを広げるだけではない。お店の雰囲気、こだわり抜き洗練されたお料理へと導く入口となるよう、試行錯誤しました。

モルタルで仕上げた四角い枠と木格子の縦ライン。

使用した材料は、特別なものではない「ごくごく普通」のものではありますが、その素材の持つ味、風合いを最大に引き出すことに注力しました。

格子は、喫煙スペースの目隠しの役割を果たしながら、重くならず、内側と外側のやわらかく光が行き来しつながるよう、細さや幅を繊細に検討し計画しました。

モルタルの四角い枠は、雰囲気のあるお店の重厚感を損なうことのない存在感があります。

黒い壁や石畳調の通り、緑のツタのどれとも調和できる色合いに仕上げました。

工事完成後と同時にお店は現在、新型コロナウィルスの影響でお休みを余儀なくされています。

この状況が落ち着き、無事にお店が再開できますよう、心より応援申し上げます。

新鮮な魚介をはじめ、素材の持つ味、良さを引き出すお料理を提供されるお店です。

再開されましたら、皆さまぜひご利用ください。

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